憑神 
 
 憑神
 浅田 次郎著/新潮文庫

 映画化されることもあり、書店で平積みになっていた
 ハードカバーを手に取る。
 さわりだけ読んでみると、なかなかおもしろそう。
 1,500円・・・・うーむ。
 散々悩んでその日は買わずに帰宅。
 翌朝、新聞広告に新潮文庫の新刊としてこの作品が
 名を連ねているのを発見!
 こういう時ほどうれしいことはない。
 ふっふっふ、私の場合憑いてくれた神はさしずめ大黒様か
 
憑神 (新潮文庫 あ 47-3)憑神 (新潮文庫 あ 47-3)
浅田 次郎

新潮社 2007-04
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 江戸末期、婿入り先からいわれのない理由で追い出された
 別所彦四郎。
 生家に戻るものの、次男であるがゆえ兄嫁には疎まれ、
 お役に就けるわけでもなく、どう生きてゆけばよいのやら。
 夜鳴き蕎麦屋の帰り道、酔った勢いで拝んでしまったのは
 神は神でもとんでもない神だった!
 果たして彦四郎の運命やいかに―。


 妻夫木聡さん主演で映画化されるこの作品。
 浅田次郎さんならではで、時には笑え、時には泣ける。

 まわりからその能力の高さゆえ、しばしば持て余される彦四郎。
 父や兄には絶対に逆らえないという時代でなければ
 どんな人生を送っていたのだろう。

 全体的にのんびりとした雰囲気漂う作品だったので、
 ラストには個人的には衝撃が。
 果たして彦四郎が太平も太平、この平成の世を見たら
 なんと言うだろう。
 気骨も気概も、もはや死語だと痛感させられる一冊。
 ★★★★

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 ちなみに、私の勝手な脳内配役はこんな感じ。

 小文吾→塚地武雅さん(映画では佐藤隆太さん)

 疫病神→伊集院光さん(映画では赤井秀和さん)

 ・・・ってこれじゃデブ専!?(失礼しました〜)
 
読みやすかった! 
 
★Rutileさん

現代の日本を象徴!・・・まさにその通りですね。
最後はどんな風になるのだろうと
思っていたら、あのラスト。
個人的には切なく感じてしまいましたー。
浅田さんの作品にしては途中飽きることもなく(笑)
最後まで一気に読めました♪
 
 
こんばんは。
ナイスタイミングでしたね〜。

正直者が馬鹿をみる、なんともへんてこな時代。
政は荒れ、世はすさみ、
江戸のコトを書いているのに、現代の日本をも象徴している作品だと思いました。
だからこそ余計に、彦四郎を応援したくなっちゃうんですよね。
最初はうじうじしていた彼も、
ラストではまさに神々しさを身にまとっていましたね。
すばらしい作品でした。
映画も楽しみです。
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「忠臣は二君に仕えず」を地でいく侍。そんな絶滅種を真正面から描いた作品でした。絶滅種といえば、任侠道に殉じるヤクザもそうかも。時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜..
 
シェアブログ1152に投稿時は幕末、処は江戸。彦四郎というひとりの御家人がいた。文武に秀で、出世を約束されながらも、謀にハマり、貧乏生活を余儀なくされていた。そんなときはもう神頼みしかない!!土手から落っこち