はちみつ書房
ようこそ、はちみつ書房へ。 どうぞごゆるりと―。
 僕僕先生
 仁木 英之著/新潮社

 仙人とニート青年の冒険活劇の様相を呈しているけれど、
 角度を変えたら「女教師と男子生徒の恋物語」ですよね、これ。

僕僕先生僕僕先生
仁木 英之

新潮社 2006-11-21
売り上げランキング : 27261

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 
 父が財産家であることを良いことに、学びもせず、
 働きもせず、日々ゆるゆると過ごす青年・王弁。
 業を煮やした父は、ちょっとした下心を持って
 王弁を仙人の元へ弟子入りさせることに。
 ところがこの仙人、見た目は「美少女」なのでありまして―。


 いわゆる「霞を食す」イメージの仙人と違い、
 この作品に登場する仙人・僕僕は飄々とした毒舌家。
 なにもかもを達観したようでいて、
 実はその見た目のように乙女心は乱れていたりもする。
 そこが人間的で読む方は好感が持てるのだけれど。

 悲しいかな、中国の史実にはまったく疎いので、
 この作品に登場するあれやこれやがフィクションなのか
 そうでないのかすら分からない。
 読み難い漢字も多く、後半はやや苦労する箇所も。

 いつの世にもニートはいるのだなぁとヘンな感心をしつつ、
 ファンタジーの世界として楽しむには充分な内容かと。
 続編が出れば読みたいなぁと。
 装丁・挿画ともにキュートでとても好みでした。
 ★★★★
page top

コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
意外と
BEE | URL | 2007-05-10-Thu 16:27 [EDIT]
★藍色さん

意外と僕僕が人間くさくて、
王弁との関係に一歩踏み出すあたりで
女教師と男子生徒に思えちゃったんですよね。
漢字だらけで固い話だったら
途中で挫折していたところですが、
ラノベテイストなおかげで最後まで
読み通せましたー。
藍色 | URL | 2007-05-10-Thu 15:56 [EDIT]
こんにちは。
あはは、女教師と男子生徒の恋物語!
私もそれを感じました。
そして手塚治虫さんの「三つ目がとおる」を思い出したりしました(ボクとキミ)。
この読みやすさはラノベテイストだったのですね〜。
イラストがキュートでした。
続編はちょっと読みたい気がします。
 
BEE | URL | 2007-05-01-Tue 13:36 [EDIT]
★naruさん

そうそう、確かにラノベテイストは
かなりありましたね。
辛うじて難しい漢字だらけで
ラノベの一線は越えなかったかも(笑)

★りべさん

そうですね、時代小説ってことで
こちらもシリーズ化希望しますか。
でも、一応結末はついているのかしら。
あの先はいちゃいちゃすぎて
読めない気もするし…(笑)
リベ | URL | 2007-05-01-Tue 11:54 [EDIT]
こんにちはー
私も昨年読んだ本なので記憶が薄れていますが、二人の掛け合いがとても面白かったです。
二人の冒険(恋愛?)譚をもっと読みたいです。
「しゃばけ」同様にシリーズ化してほしいですね。
naru | URL | 2007-04-30-Mon 21:53 [EDIT]
確かにそーだわっ!!
女教師と男子生徒の恋物語..なるほど(笑)
けっこう面白かったですよね。
ちょっとラノベっぽかった気が(記憶がうすれてきてるのよ〜)『精霊の守り人』といい、BEEさん最近ファンタジーづいてませんか。
この可愛い表紙につられ、購入した方もけっこういるのでは〜と思っています。確かに続編が出来れば、読んでみたいですな。

トラックバック
TB*URL
僕僕先生 仁木英之
粋な提案 2007-05-10-Thu 15:59
装画・挿画は三木謙次。装幀は新潮社装幀室。第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作に加筆・修正。唐代の玄宗皇帝の治世。父の財産に寄生する怠惰な王弁は、父の命令で仙人を訪問。現れた美少女は自らを僕僕と名乗る仙  [続きを読む]
仁木英之「僕僕先生」
待ち合わせは本屋さんで 2007-04-30-Mon 21:50
第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。  [続きを読む]
Copyright © 2005 はちみつ書房. all rights reserved.