はちみつ書房
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 誘拐
 五十嵐 貴久著/双葉社

 出だし、物語の導入部分はものすごく引き込まれたのですが、
 その後が長かった〜。

 
誘拐誘拐
五十嵐 貴久

双葉社 2008-07
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 韓国大統領の来日と、首相の孫が誘拐されるという事件が同時に起こる。
 首相の孫といえども、韓国大統領来日に警官をさかねばならず、
 誘拐事件の捜査は手薄といわざるを得ない。
 誘拐犯の真の狙いは何なのか―。

 誘拐犯の狙いがなかなか見えず、最後に近づいて
 「そういうことだったのか」と思いきや、実はもうひとひねり。
 個人的には、ノンキャリアの警察官である星野の対応が
 粋だったな、と。

 導入部でなんとなく想像のつくオチではあります。
 誘拐事件の原点となる事件が「国のせい、首相の政策のせい」
 果たしてそうだったのだろうか・・・。
 疑問の残る部分ではありました。

 そうそう、本当にちょこっと見逃す程度に『遠野麻衣子』が登場しますよ。
 ★★★★

 
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 年下の男の子
 五十嵐 貴久著/実業之日本社

 主人公とほぼ同い年の私には、うふふ、あははと
 楽しく読みつつも、わが身を振り返り、
 「そんなことあり得ないよなぁ・・・」とため息をつくしかないのでした。

 
年下の男の子年下の男の子
(2008/05/16)
五十嵐 貴久

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 銘和乳業に勤める37歳の川村晶子は、マンションも購入し、
 それなりに独身生活を謳歌している。
 お局様呼ばわりされつつも、職場にも仕事にも概ね満足。
 平穏無事を何より愛する晶子の元へ、取引先の担当としてやってきたのは
 23歳の児島くん。
 ジャニーズ系の児島くん、どうやら晶子に気があるらしく・・・!?


 晶子と年の近い方ならば、イタイくらいに晶子の気持ちがよくわかるはず。
 14歳も年下の男の子から好きだなんて言われても
 信じられるわけがなくて当然!

 児島くんと同じく、14歳も年上の女性を好きになるなんて子が身近にいたら、
 まず間違いなく「マザコン」を疑うもんね。
 おまけに背は高いわ、見た目ジャニーズ系だわ、なんて言った日にゃ
 新手の詐欺かと思ってしまうやも。

 でもね、晶子と児島くんが徐々に近付いていく様子には
 やっぱり心ときめくものがあるのです。
 たとえ小説の中だけだとしても、こんな夢物語があっても良いじゃないと。

 終盤、晶子が下す決断は一方的ではあるものの、
 私でも同じことをするだろうなぁ、と。
 だって、どう考えても14歳の年の差は埋められない事実なんだもの。
 自分たちだけ良ければというわけにはいかないし、
 ましてや子供のことを考えたら、二の足だって三の足だって踏みまくりますよ。

 いずれにせよ、女性向けの作品であることは確か。
 最後がちょっと唐突な感じはしますが、気持ちの良い読後感でした。
 これまたドラマ化もありか!?なんて思ったのですが、
 映像にしてしまうとかえって生々しい感じがしてしまうから、
 文章で果てしなき妄想を膨らますのが良いのであります。(^^)v
 ★★★★★
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CATEGORY :  ■五十嵐 貴久
交渉人・遠野麻衣子 最後の事件
DATE : 2007-11-01-Thu  Trackback 4  Comment 7
 交渉人 遠野麻衣子・最後の事件
 五十嵐 貴久著/幻冬舎

 
交渉人 遠野麻衣子・最後の事件 交渉人 遠野麻衣子・最後の事件
五十嵐貴久 (2007/09/11)
幻冬舎

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 上司である石田を逮捕したことにより、広報室勤務になった
 遠野麻衣子。警察内部の麻衣子に対する反感は根強く、
 針の筵の日々。
 そんな時、石田の携帯番号でシヴァと名乗る人物から
 麻衣子宛に連絡が入る。
 要求は、現在収監中の宗教団体代表を解放せよというもの。
 到底のめない要求に対し、犯人は都内各地に爆弾を仕掛ける。
 爆弾による死傷者が出る中、遠野麻衣子の交渉人としての
 戦いが始まる―。


 もう少し、説明部分を削ればもっとコンパクトになって
 勢いよく読めた気がします。
 いかんせん途中途中の説明部分が長く、
 「遠野麻衣子」と題名になっているにもかかわらず、
 どうも麻衣子の影が薄かったような・・・。

 読み始めて早々に犯人に気付いてしまったんですよねぇ。
 明らかにクサイ!クサすぎる!という人物だったので、
 犯人だとわかったときの驚きも薄かったのが悲しいところ。

 さて、肝心の「最後の事件」という意味ですが、
 額面通りに受け取っていた私は最後で
 「なーんだ、そういうことか」と納得。
 今後もまだこのシリーズ続きそうです。
 ★★★★
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 交渉人
 五十嵐 貴久著/幻冬舎

 話の続きが気になって、それなりの厚さがある文庫ながら
 ほぼ一気読み。
 簡単に話が終わるとは思っていなかったけれど、
 こういう結末だったとはね。

交渉人 (幻冬舎文庫)交渉人 (幻冬舎文庫)
五十嵐 貴久

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 コンビニに押し入った3人組の強盗。
 その後犯人たちはとある病院に人質50人と共に立てこもることに。
 事件を担当するのは、警視庁きっての交渉人(ネゴシエーター)
 石田警視正。
 犯人との息詰まる攻防が続き、いよいよ事件は最終局面を
 迎えるが、事件は思わぬ方向へ展開して…


 颯爽と登場する石田、石田に思いを寄せつつも
 署内の足の引っ張りあいから、交渉人としての立場を奪われた
 まま、不本意ながら経理の仕事に就いている婦警・遠野。
 
 犯人との交渉、病院内での人質の様子など
 息をつく暇もないほどに話がどんどん進んでゆくので
 読んでいるこちらもついていくだけで精一杯。

 ところどころに伏線らしきものが張られていて、
 これは?と頭の片隅にひっかかるものの、
 最後はしてやられた!という感じ。
 ただし、決して後味の良いものではないのだけれど。
 ★★★★

 すでにBSでドラマ化され、三上博史さんと鶴田真由さんが
 演じられたようですが、私のイメージする石田はこの方にぜひ。


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 1985年の奇跡
 五十嵐貴久著/双葉文庫

 1985年、あなたは何をしていましたか?
 私はこの小説の主人公達と同じ、16歳という日々を生きていました。

1985年の奇跡 (双葉文庫)1985年の奇跡 (双葉文庫)
五十嵐 貴久

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 超弱小・都立小金井公園高校野球部。
 締め付けの厳しい学園で、落ちこぼれたちが集まり始めた
 野球はサークル活動以下。
 野球より三度の飯より夕焼けニャンニャンひとすじだった
 そんな1985年の物語。


 夕焼けニャンニャンと聞いて、何それ?と思う方も
 多いのだろうか。
 私だって別に好きでも何でもなかったはずなのに、
 見事にメンバーをフルネームで覚えてるんだよなぁ。
 この作品でも、苗字しか出てこないメンバーを次々と
 フルネームで思い出す。
 そういえばいたよなぁ、山本スーザン久美子って。
 なんだか懐かしくて笑ってしまうくらい、その頃のカルチャーが
 次々と出てくる。 

 やる気のなかった野球部が、凄腕のピッチャー加入で
 甲子園も夢じゃないかも!と思ってしまうあたりから
 話は俄然動き始める。
 ま、それにも深刻でありながら、やっぱり笑っちゃうような
 出来事があって簡単に事は進まないのだけど。

 熱血なんて程遠くて、女の子にしか興味がなくて、
 肩の力の抜けたメンバー達が最後にどうなるか。
 単純だけど、「仲間っていいかもね」と思えるそんな作品。
 ラスト数頁が大好きでした。
 ★★★★★
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