誘拐
五十嵐 貴久著/双葉社
出だし、物語の導入部分はものすごく引き込まれたのですが、
その後が長かった〜。
韓国大統領の来日と、首相の孫が誘拐されるという事件が同時に起こる。
首相の孫といえども、韓国大統領来日に警官をさかねばならず、
誘拐事件の捜査は手薄といわざるを得ない。
誘拐犯の真の狙いは何なのか―。
誘拐犯の狙いがなかなか見えず、最後に近づいて
「そういうことだったのか」と思いきや、実はもうひとひねり。
個人的には、ノンキャリアの警察官である星野の対応が
粋だったな、と。
導入部でなんとなく想像のつくオチではあります。
誘拐事件の原点となる事件が「国のせい、首相の政策のせい」
果たしてそうだったのだろうか・・・。
疑問の残る部分ではありました。
そうそう、本当にちょこっと見逃す程度に『遠野麻衣子』が登場しますよ。
★★★★
五十嵐 貴久著/双葉社
出だし、物語の導入部分はものすごく引き込まれたのですが、
その後が長かった〜。
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韓国大統領の来日と、首相の孫が誘拐されるという事件が同時に起こる。
首相の孫といえども、韓国大統領来日に警官をさかねばならず、
誘拐事件の捜査は手薄といわざるを得ない。
誘拐犯の真の狙いは何なのか―。
誘拐犯の狙いがなかなか見えず、最後に近づいて
「そういうことだったのか」と思いきや、実はもうひとひねり。
個人的には、ノンキャリアの警察官である星野の対応が
粋だったな、と。
導入部でなんとなく想像のつくオチではあります。
誘拐事件の原点となる事件が「国のせい、首相の政策のせい」
果たしてそうだったのだろうか・・・。
疑問の残る部分ではありました。
そうそう、本当にちょこっと見逃す程度に『遠野麻衣子』が登場しますよ。
★★★★
年下の男の子
五十嵐 貴久著/実業之日本社
主人公とほぼ同い年の私には、うふふ、あははと
楽しく読みつつも、わが身を振り返り、
「そんなことあり得ないよなぁ・・・」とため息をつくしかないのでした。
銘和乳業に勤める37歳の川村晶子は、マンションも購入し、
それなりに独身生活を謳歌している。
お局様呼ばわりされつつも、職場にも仕事にも概ね満足。
平穏無事を何より愛する晶子の元へ、取引先の担当としてやってきたのは
23歳の児島くん。
ジャニーズ系の児島くん、どうやら晶子に気があるらしく・・・!?
晶子と年の近い方ならば、イタイくらいに晶子の気持ちがよくわかるはず。
14歳も年下の男の子から好きだなんて言われても
信じられるわけがなくて当然!
児島くんと同じく、14歳も年上の女性を好きになるなんて子が身近にいたら、
まず間違いなく「マザコン」を疑うもんね。
おまけに背は高いわ、見た目ジャニーズ系だわ、なんて言った日にゃ
新手の詐欺かと思ってしまうやも。
でもね、晶子と児島くんが徐々に近付いていく様子には
やっぱり心ときめくものがあるのです。
たとえ小説の中だけだとしても、こんな夢物語があっても良いじゃないと。
終盤、晶子が下す決断は一方的ではあるものの、
私でも同じことをするだろうなぁ、と。
だって、どう考えても14歳の年の差は埋められない事実なんだもの。
自分たちだけ良ければというわけにはいかないし、
ましてや子供のことを考えたら、二の足だって三の足だって踏みまくりますよ。
いずれにせよ、女性向けの作品であることは確か。
最後がちょっと唐突な感じはしますが、気持ちの良い読後感でした。
これまたドラマ化もありか!?なんて思ったのですが、
映像にしてしまうとかえって生々しい感じがしてしまうから、
文章で果てしなき妄想を膨らますのが良いのであります。(^^)v
★★★★★
五十嵐 貴久著/実業之日本社
主人公とほぼ同い年の私には、うふふ、あははと
楽しく読みつつも、わが身を振り返り、
「そんなことあり得ないよなぁ・・・」とため息をつくしかないのでした。
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銘和乳業に勤める37歳の川村晶子は、マンションも購入し、
それなりに独身生活を謳歌している。
お局様呼ばわりされつつも、職場にも仕事にも概ね満足。
平穏無事を何より愛する晶子の元へ、取引先の担当としてやってきたのは
23歳の児島くん。
ジャニーズ系の児島くん、どうやら晶子に気があるらしく・・・!?
晶子と年の近い方ならば、イタイくらいに晶子の気持ちがよくわかるはず。
14歳も年下の男の子から好きだなんて言われても
信じられるわけがなくて当然!
児島くんと同じく、14歳も年上の女性を好きになるなんて子が身近にいたら、
まず間違いなく「マザコン」を疑うもんね。
おまけに背は高いわ、見た目ジャニーズ系だわ、なんて言った日にゃ
新手の詐欺かと思ってしまうやも。
でもね、晶子と児島くんが徐々に近付いていく様子には
やっぱり心ときめくものがあるのです。
たとえ小説の中だけだとしても、こんな夢物語があっても良いじゃないと。
終盤、晶子が下す決断は一方的ではあるものの、
私でも同じことをするだろうなぁ、と。
だって、どう考えても14歳の年の差は埋められない事実なんだもの。
自分たちだけ良ければというわけにはいかないし、
ましてや子供のことを考えたら、二の足だって三の足だって踏みまくりますよ。
いずれにせよ、女性向けの作品であることは確か。
最後がちょっと唐突な感じはしますが、気持ちの良い読後感でした。
これまたドラマ化もありか!?なんて思ったのですが、
映像にしてしまうとかえって生々しい感じがしてしまうから、
文章で果てしなき妄想を膨らますのが良いのであります。(^^)v
★★★★★
交渉人 遠野麻衣子・最後の事件
五十嵐 貴久著/幻冬舎
上司である石田を逮捕したことにより、広報室勤務になった
遠野麻衣子。警察内部の麻衣子に対する反感は根強く、
針の筵の日々。
そんな時、石田の携帯番号でシヴァと名乗る人物から
麻衣子宛に連絡が入る。
要求は、現在収監中の宗教団体代表を解放せよというもの。
到底のめない要求に対し、犯人は都内各地に爆弾を仕掛ける。
爆弾による死傷者が出る中、遠野麻衣子の交渉人としての
戦いが始まる―。
もう少し、説明部分を削ればもっとコンパクトになって
勢いよく読めた気がします。
いかんせん途中途中の説明部分が長く、
「遠野麻衣子」と題名になっているにもかかわらず、
どうも麻衣子の影が薄かったような・・・。
読み始めて早々に犯人に気付いてしまったんですよねぇ。
明らかにクサイ!クサすぎる!という人物だったので、
犯人だとわかったときの驚きも薄かったのが悲しいところ。
さて、肝心の「最後の事件」という意味ですが、
額面通りに受け取っていた私は最後で
「なーんだ、そういうことか」と納得。
今後もまだこのシリーズ続きそうです。
★★★★
五十嵐 貴久著/幻冬舎
![]() | 交渉人 遠野麻衣子・最後の事件 五十嵐貴久 (2007/09/11) 幻冬舎 この商品の詳細を見る |
上司である石田を逮捕したことにより、広報室勤務になった
遠野麻衣子。警察内部の麻衣子に対する反感は根強く、
針の筵の日々。
そんな時、石田の携帯番号でシヴァと名乗る人物から
麻衣子宛に連絡が入る。
要求は、現在収監中の宗教団体代表を解放せよというもの。
到底のめない要求に対し、犯人は都内各地に爆弾を仕掛ける。
爆弾による死傷者が出る中、遠野麻衣子の交渉人としての
戦いが始まる―。
もう少し、説明部分を削ればもっとコンパクトになって
勢いよく読めた気がします。
いかんせん途中途中の説明部分が長く、
「遠野麻衣子」と題名になっているにもかかわらず、
どうも麻衣子の影が薄かったような・・・。
読み始めて早々に犯人に気付いてしまったんですよねぇ。
明らかにクサイ!クサすぎる!という人物だったので、
犯人だとわかったときの驚きも薄かったのが悲しいところ。
さて、肝心の「最後の事件」という意味ですが、
額面通りに受け取っていた私は最後で
「なーんだ、そういうことか」と納得。
今後もまだこのシリーズ続きそうです。
★★★★
交渉人
五十嵐 貴久著/幻冬舎
話の続きが気になって、それなりの厚さがある文庫ながら
ほぼ一気読み。
簡単に話が終わるとは思っていなかったけれど、
こういう結末だったとはね。
コンビニに押し入った3人組の強盗。
その後犯人たちはとある病院に人質50人と共に立てこもることに。
事件を担当するのは、警視庁きっての交渉人(ネゴシエーター)
石田警視正。
犯人との息詰まる攻防が続き、いよいよ事件は最終局面を
迎えるが、事件は思わぬ方向へ展開して…
颯爽と登場する石田、石田に思いを寄せつつも
署内の足の引っ張りあいから、交渉人としての立場を奪われた
まま、不本意ながら経理の仕事に就いている婦警・遠野。
犯人との交渉、病院内での人質の様子など
息をつく暇もないほどに話がどんどん進んでゆくので
読んでいるこちらもついていくだけで精一杯。
ところどころに伏線らしきものが張られていて、
これは?と頭の片隅にひっかかるものの、
最後はしてやられた!という感じ。
ただし、決して後味の良いものではないのだけれど。
★★★★
すでにBSでドラマ化され、三上博史さんと鶴田真由さんが
演じられたようですが、私のイメージする石田はこの方にぜひ。

五十嵐 貴久著/幻冬舎
話の続きが気になって、それなりの厚さがある文庫ながら
ほぼ一気読み。
簡単に話が終わるとは思っていなかったけれど、
こういう結末だったとはね。
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コンビニに押し入った3人組の強盗。
その後犯人たちはとある病院に人質50人と共に立てこもることに。
事件を担当するのは、警視庁きっての交渉人(ネゴシエーター)
石田警視正。
犯人との息詰まる攻防が続き、いよいよ事件は最終局面を
迎えるが、事件は思わぬ方向へ展開して…
颯爽と登場する石田、石田に思いを寄せつつも
署内の足の引っ張りあいから、交渉人としての立場を奪われた
まま、不本意ながら経理の仕事に就いている婦警・遠野。
犯人との交渉、病院内での人質の様子など
息をつく暇もないほどに話がどんどん進んでゆくので
読んでいるこちらもついていくだけで精一杯。
ところどころに伏線らしきものが張られていて、
これは?と頭の片隅にひっかかるものの、
最後はしてやられた!という感じ。
ただし、決して後味の良いものではないのだけれど。
★★★★
すでにBSでドラマ化され、三上博史さんと鶴田真由さんが
演じられたようですが、私のイメージする石田はこの方にぜひ。

1985年の奇跡
五十嵐貴久著/双葉文庫
1985年、あなたは何をしていましたか?
私はこの小説の主人公達と同じ、16歳という日々を生きていました。
超弱小・都立小金井公園高校野球部。
締め付けの厳しい学園で、落ちこぼれたちが集まり始めた
野球はサークル活動以下。
野球より三度の飯より夕焼けニャンニャンひとすじだった
そんな1985年の物語。
夕焼けニャンニャンと聞いて、何それ?と思う方も
多いのだろうか。
私だって別に好きでも何でもなかったはずなのに、
見事にメンバーをフルネームで覚えてるんだよなぁ。
この作品でも、苗字しか出てこないメンバーを次々と
フルネームで思い出す。
そういえばいたよなぁ、山本スーザン久美子って。
なんだか懐かしくて笑ってしまうくらい、その頃のカルチャーが
次々と出てくる。
やる気のなかった野球部が、凄腕のピッチャー加入で
甲子園も夢じゃないかも!と思ってしまうあたりから
話は俄然動き始める。
ま、それにも深刻でありながら、やっぱり笑っちゃうような
出来事があって簡単に事は進まないのだけど。
熱血なんて程遠くて、女の子にしか興味がなくて、
肩の力の抜けたメンバー達が最後にどうなるか。
単純だけど、「仲間っていいかもね」と思えるそんな作品。
ラスト数頁が大好きでした。
★★★★★
五十嵐貴久著/双葉文庫
1985年、あなたは何をしていましたか?
私はこの小説の主人公達と同じ、16歳という日々を生きていました。
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超弱小・都立小金井公園高校野球部。
締め付けの厳しい学園で、落ちこぼれたちが集まり始めた
野球はサークル活動以下。
野球より三度の飯より夕焼けニャンニャンひとすじだった
そんな1985年の物語。
夕焼けニャンニャンと聞いて、何それ?と思う方も
多いのだろうか。
私だって別に好きでも何でもなかったはずなのに、
見事にメンバーをフルネームで覚えてるんだよなぁ。
この作品でも、苗字しか出てこないメンバーを次々と
フルネームで思い出す。
そういえばいたよなぁ、山本スーザン久美子って。
なんだか懐かしくて笑ってしまうくらい、その頃のカルチャーが
次々と出てくる。
やる気のなかった野球部が、凄腕のピッチャー加入で
甲子園も夢じゃないかも!と思ってしまうあたりから
話は俄然動き始める。
ま、それにも深刻でありながら、やっぱり笑っちゃうような
出来事があって簡単に事は進まないのだけど。
熱血なんて程遠くて、女の子にしか興味がなくて、
肩の力の抜けたメンバー達が最後にどうなるか。
単純だけど、「仲間っていいかもね」と思えるそんな作品。
ラスト数頁が大好きでした。
★★★★★





