はちみつ書房
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 懲戒解雇
 高杉 良著/徳間文庫

 なにやら物騒なタイトルですが、同じサラリーマンとして
 たまにはこういう作品も読まねば。

 
懲戒解雇 新装版 (徳間文庫 た 15-21)懲戒解雇 新装版 (徳間文庫 た 15-21)
(2008/05/02)
高杉 良

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 大手繊維メーカーに勤める主人公が、あるひとりの上司に嫌われたために
 様々な理由をつけられて解雇されそうになるという内容。
 この作品は大手企業を舞台にしているが、会社の規模に関わらず、
 多かれ少なかれこういうことってあるよな、と。

 ここで描かれる上司が、まぁ姑息なこと。
 まさに自分を棚に上げて、あの手この手で主人公を責めたてる。
 これで主人公が気弱なタイプだったなら目もあてられないところなのだが、
 主人公も一筋縄ではいかないのだ。

 主人公がただ単純に「善良な一社員」であったなら
 ここまで上司の覚えも悪くはならないだろう。
 おかしいことはおかしいといちいち食ってかかるものだから
 そりゃ上司も辞めさせたくもなるというものだ。

 これを読みながら「うちの会社にもいるよなぁ、こういう上司」と
 思うこと請け合い。
 できるなら、こういう上司とは係わり合いになりたくないというのは
 細く長く生きたいサラリーマンにとっては切実な願いかもしれません。
 ★★★★
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CATEGORY : 作家名別 た行
株式会社ネバーラ 北関東支社
DATE : 2008-04-22-Tue  Trackback 0  Comment 0
 株式会社ネバーラ 北関東支社
 瀧羽 麻子著/メディアファクトリー

 バタバタした毎日で、読書量激減。
 あまり重くないものを―と思って読み始めたら、
 1時間ちょいで読み終えてしまいました。

株式会社ネバーラ北関東支社 (ダ・ヴィンチブックス)株式会社ネバーラ北関東支社 (ダ・ヴィンチブックス)
(2008/02)
瀧羽 麻子

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 都内でキャリアウーマンとしてバリバリ働いていた弥生。
 社内恋愛に破れたことをきっかけに、北関東にある株式会社ネバーラへ転職。
 納豆メーカーの下請けとして、和気藹々とした職場に弥生は癒されてゆく―。


 良くも悪くもひっかかりがなく、ネバーラというタイトルのわりには
 ものすごくスムーズな展開。
 もっとアクの強いキャラクターがひとりくらいはいても良かった気がしますが、
 皆が皆、善人でした。

 途中から佐久間という人物が登場しますが、
 これが読めば読むほど谷原章介さんをイメージせずにはいられません。
 映像化なんてことになったら、間違いなくベストキャスティングかと。

 とにもかくにも、あともう1歩、2歩踏み込んでほしい内容でしたー。
 ★★★
 
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 フェイバリット
 高田 侑著/新潮社

 何気なく手にして、何気なく読み始めましたが、
 何気に良いです、この作品。
 好きだな、こういう物語。
  
フェイバリットフェイバリット
(2008/03)
高田 侑

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 (画像がないのですが、装丁はイマイチかも・・・(笑))

 志高く保育士の道を歩んでいた由真。
 思いとは裏腹に、ある事故がきっかけで辞めることに。
 なかなか次の就職先が決まらない中、変わらずに接してくれるのは
 幼なじみでフリーカメラマンの初茂(通称・ハツモ)。
 見た目は冴えないハツモだけど、一緒に行く先には楽しいことだらけ。
 あれれ、幼なじみだったはずなのに、いつの間にやら惹かれあうふたりがいて・・・。


 帯にはでかでかと「こんな恋ならしてみたい」とありますが、
 少なくとも「別冊図書館戦争」ほど恋愛一辺倒ではないので、ご心配なく。

 この作品の何が良いかって、ハツモの魅力的なこと!
 見た目は全くイケていない設定ですが、むしろイケてないからこそ
 魅力も倍増しようというもの。

 下手をすれば、「無職でグズグズの女の物語」になってしまうところを、
 由真はきちんと物事を考えられる聡明な女性に仕立て上げたし、
 由真ひとりでは神経質になってしまいがちなところをハツモのナイスキャラで
 ユーモアを持たせたし、由真&ハツモの相乗効果でおもしろくなったかと。

 高田さんを初読みだったので、過去の作品を調べてみたら
 どうやらホラー系の方のようですぞ。
 どこをどうしたらホラーのホの字もないこんな魅力的な物語が作れたのかと
 不思議だったりします。
 ★★★★★ 

 追記:
 ハツモを誰が演じたらいちばんぴったりくるかなぁと考えていたら、
 濱田岳さんでした!
 
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 ルピナス探偵団の憂愁
 津原 泰水著/東京創元社

 三人娘のひとりの葬儀から始まる初っ端。
 前作とは変わって、常に「別れ」を意識する内容でした。

 
ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)
津原 泰水

東京創元社 2007-12
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 前作は現役の女子高生である三人娘が、事件を解決していくという
 青春ミステリーの王道を行くような内容で、個人的にはとても楽しみました。
 今作もその流れで〜と思っていたら、冒頭にも書いたように
 いきなりの葬儀シーン。

 男の子寄りの女の子、ごく普通の女の子、女の子の中の女の子という
 わかりやすい設定だった三人娘。
 ごく普通の女の子の姉は、暴走気味の刑事。
 姉の同僚(後に上司)は眉目秀麗なキャリア刑事。

 ・・・とまぁ、羅列すると赤川次郎さん的世界なのですが、
 謎解きもひねりがきいていて、読ませる展開。

 たぶんこれでルピナスシリーズはジ・エンドなのでしょうが、
 なんともはや寂しい雰囲気は否めませんでした。
 ★★★
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 禁断のパンダ
 拓未 司著/宝島社

 この本をこれから読もうという方、
 既に手元にあり、今すぐ読むという方はこの先を読んじゃぁいけません。

 
禁断のパンダ禁断のパンダ
(2008/01/11)
拓未 司

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