マイナークラブハウスへようこそ! 
 
 マイナークラブハウスへようこそ!
 木地 雅映子著/講談社ピュアフル文庫

 ピュアフル文庫を私が最後まで読めるのか〜?という
 不安はありましたが、全く問題なし。
 さすが木地さんでした。

 
マイナークラブハウスへようこそ!―minor club house〈1〉 (ピュアフル文庫) (ピュアフル文庫)マイナークラブハウスへようこそ!―minor club house〈1〉 (ピュアフル文庫) (ピュアフル文庫)
志村貴子

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 勉強もスポーツも県下一の大学付属、桃李学園・高等部。
 ここに知る人ぞ知る文化系弱小クラブの集まり、「マイナークラブハウス」はある。
 そこに集えし男女。それぞれがそれぞれの事情やら思いやらを抱え、
 それでも青春は爆発だ!って感じで日々は過ぎてゆくのだ―。


 これが薄っぺらい軽い感じの作品だったなら、おそらく最後まで読めてはいないだろう。
 いかにも青春って感じの青臭〜い作品でも然り。

 この作品は、うまく軽さと重さをミックスして、青春を謳歌しているように
 見せつつも、若さゆえ、集団生活ゆえの窮屈さや悩みも余すところなく
 描いている。
 どんなに順調に学生生活を送った人でも、この作品のひとつやふたつに心あたりは
 あるんじゃないだろうか。

 途中ちょっとわかりずらい箇所がなきにしもあらずなんだけど、
 (八雲業平の内輪受けのあたりとか)
 まだ片付いていない(真相が明かされていない)問題がいくつかあって
 次回作を読まなくては消化不良気味。

 なるべく早く続きを読ませてくださいませ、木地さん。
 ★★★★
一朝の夢 
 
 一朝の夢
 梶 よう子著/文藝春秋

 たかが朝顔、されど朝顔。
 小学生の観察日記の対象くらいにしか思っていなかった朝顔に
 こんな顔もあったのか―と、目からウロコの思い。

 
一朝の夢一朝の夢
梶 よう子

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 松本清張賞受賞作なので、ミステリーの醍醐味もたっぷり。
 剣の腕がなく、閑職に甘んじる茫洋とした主人公・興三郎。
 傍から見たらつまらない男にしか見えずとも、
 朝顔のこととなると、俄然生気があふれる。
 興三郎の語る朝顔のいろはに、読者であるこちらもぐいぐい引き込まれ。

 自分の意に反し、大きな時代の渦に巻き込まれる興三郎。
 謎めいた登場人物もあり、ここもまた読み応え充分かと。

 しかしながらひっかかる点がひとつだけ。
 物語に色を添える里恵のとった行動がどうにも解せず。
 里恵のしたことで何かが大きく変わったのかと考えると、
 そうでもないような気が・・・。

 単純な私は朝顔を丹精こめて育てるのもいいかも、
 などと思っているのでした。
 時代小説を敬遠されている方にもとても読みやすい作品だと思いますよ。
 ★★★★
赤鬼奉行 根岸肥前 
 
 赤鬼奉行 根岸肥前 
 風野 真知雄著/だいわ文庫

 62歳で南町奉行に就任した実在の人物・根岸肥前を
 主人公にした物語。
 
 
耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 (だいわ文庫)耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 (だいわ文庫)
(2007/02/09)
風野 真知雄

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 「飄々とした」という言葉はこの人のためにあるんじゃなかろうかと思うくらい、
 その力の抜けっぷりは、御奉行様でありながら笑いを誘うほど。

 妻に先立たれ、もはや「枯れて」いるのか!?と思いきや
 売れっ子芸者の姉さんと相思相愛と言うのだから、
 まわりの若侍の嫉妬もうなずけようと言うもの。

 肥前の右腕・左腕として活躍する坂巻、栗田の両名も
 キャラクターが立っている。
 何より肥前を微笑ましく感じるのは、「生き物好き」だということ。
 猫や狐、犬などをかわいがる様は、読んでいて気持ちが良い。

 これだけの材料が揃っていればつまらないわけがないのだが、
 惜しむらくは、連作短編となっているためやや盛り上がりに欠けるところ。
 これが長編ならばもっともっと楽しめると思うのだが。
 ★★★★

 
月下花伝 
 
 月下花伝
 越水 利江子著/大日本図書

 
月下花伝―時の橋を駆けて月下花伝―時の橋を駆けて
(2007/04)
越水 利江子

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 表紙に目を惹かれ読んでみました。
 ヤングアダルト小説とのことなので、
 おそらくは中・高校生を対象にしているのでしょうが、
 これ、中・高校生なら はまるのかもしれません。

 現代を生きる秋飛(アキヒ)が祖父の形見である古い映写機で
 フィルムを再生すると、そこに生き生きと写るのは沖田総司ら
 新撰組の面々。
 ふと気付くと、いつのまにやら秋飛の目の前には総司がいて―。
 これは秋飛の夢なのか、それとも現実なのか。


 沖田総司が登場する場面は、すごく引き込まれて読めるのですが、
 秋飛が登場すると、どうにもマンガチックになってしまい興ざめです。
 いっそのこと、新撰組だけを扱った作品にしてしまえば良いのに・・・
 なんて思う私は無粋なのかしら。

 続編も出ているようで、人気はある作品みたいです。
 私とはきっと対象年齢があわなかったのかな。
 ★★★


 ゆうべの「CHANGE」。
 4回目にして、やっと笑えるところが増えてきた!
 やっぱり政治の暗くてドロドロしたところばかり見せられるより、
 SPが登場したりして(しかもあのドラマ「SP」のテーマソング的なBGMが笑える)
 コメディ色が強くなった方が楽しいな〜。

 何がいちばん笑えたって
 『SPから逃走した総理は初めてです』
 というSP役・大倉さんのセリフ。
 ツボに入りまくりでした。次回以降もたくさん出演してほしいなぁ。
モップガール 
 
 モップガール
 加藤 実秋著/小学館

 
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加藤 実秋

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 フリーターの長谷川桃子。
 深く考えずに選んだバイト先は、清掃会社。
 ところがこの会社、事件や事故の後始末を得意としていて、
 嫌々ながら桃子も参加することに。
 どういうわけか事件や事故の被害者とシンクロしてしまう桃子。
 つらいシンクロを解消するためには、事件を解決するしかなくて、
 仲間たちと事件を調べなおすはめに・・・。


 時代劇マニアの桃子。
 犬オタクの社長。
 演劇かぶれの先輩・重男。
 能面イケメンの同僚・翔。
 筋金入りのギャル受付嬢・未樹。
 シークレットブーツでつんのめり気味の刑事etc
 ・・・とまぁ、実に個性豊かな登場人物たち。

 映像化ありきで書かれたというこの作品。
 そのせいか展開はどこまでもマンガチック。
 「そんなのあり得ない〜〜〜〜」とツッコミたくなる場面や
 ゲラゲラ笑う場面が多々。
 堅苦しいことを考えず、単純に楽しむには最適かと。

 しかし!この作品のドラマには谷原章介さんが出演される
 そうですが、どこをどうやったら谷原さんになるわけ????と
 言いたいのは私だけでしょうか。
 (能面イケメンの翔を正太郎という名前で演じるらしい)
 ま、ドラマと本は別物ということで・・・・。
 ★★★★
 ここから先は勝手にキャスティング(naruさんどうかしら?)

 犬マニアの社長―生瀬勝久さん
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 演劇かぶれの先輩・重男―金児憲史さん
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 能面イケメンの翔―小栗旬さん
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 筋金入りのギャル・未樹―松本莉緒さん
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 シークレットブーツでつんのめる刑事―阿部サダヲさん
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 主人公だけは思い浮かばないので、ドラマそのまま北川景子さんで。
 ドラマ「モップガール」の公式HPはココ